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Slow Down  ー「飛ぶ教室」より

「社会はますますノマドの群れになっていきそうだ。孤独で自己愛に満ち、必然的に他者と争いを起こす[…]。


未来のノマドは、おもに糖分を摂取しながら暮らすことで、孤独を満たそうとする。というのは、われわれは孤独感からアルコールや薬物に手を出しやすくなるのと同様に、脂肪分や糖分の高い食品をもっと食べたくなるからだ。」


「私は、かなり以前から超監視型社会の到来に警鐘を鳴らしてきた。[…] 超監視型の次は、各自が自分自身で自己を監視する自己監視型社会に移行しそうだ。 自己監視を強化するための武器となるのが人工知能(AI)だ。[…] ノマド・グッズと家庭用機器が自己監視の道具になるだろう。」


「その結果、われわれは死という恐怖におびえて人工物を食らうロボットのような存在になるだろう。この物静かなロボットは、仕事や決まった娯楽のときを除いて話し相手をもたず、会話の最も素晴(すばら)しい話題である食も、議論の最良の場である会食の機会も失う。われわれは沈黙の監視型社会で暮らすことになるだろう。」


ジャック・アタリ著『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか』

NHK ラジオの高橋源一郎さんの「飛ぶ教室」が好きで、よくあとからきいている。

秘密の本棚というコーナーで紹介されたこの本は、「何を食べてきたのか」だけでなく、「どう食べてきたのか」「これからどう食べるのか」も予測しているようだ。

食をとおして社会をみる。

(たぶん、この本を読むのはだいぶ先になりそうだけど、いつか読んでみたい)

(ちなみに、タイトルの元となった小説「飛ぶ教室」も大好きだ)


https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/gentobu/anbzB7CwlO.html?fbclid=IwAR1E9y26ofImvlu-i4GbWoiuuX1ULXI-_1HoqFvNzRIuc85LjZEaKGWGOus



この本で語られるディストピア。 まさか、と思う。

でも、もしかしたら、50年先、100年先には、、、?

プラムヴィレッジで体験したシンプルな生活は、こうした加速する世界への抵抗でもあるように思う。

”よりよい生活”を求めているうちに、作り上げられた生活様式から、じきに逃れられなくなる。

それでもまだ、世界は一色ではない。

Slow Down. Resist! というのはある友人のことば。

ティク・ナット・ハン氏は、彼のサンガ(修行のコミュニティ)をレジスタンスと言っていた。

Slow Down. Resist!