「社会はますますノマドの群れになっていきそうだ。孤独で自己愛に満ち、必然的に他者と争いを起こす[…]。
「私は、かなり以前から超監視型社会の到来に警鐘を鳴らしてきた。[…] 超監視型の次は、各自が自分自身で自己を監視する自己監視型社会に移行しそうだ。 自己監視を強化するための武器となるのが人工知能(AI)だ。[…] ノマド・グッズと家庭用機器が自己監視の道具になるだろう。」
ジャック・アタリ著『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか』
NHK ラジオの高橋源一郎さんの「飛ぶ教室」が好きで、よくあとからきいている。
秘密の本棚というコーナーで紹介されたこの本は、「何を食べてきたのか」だけでなく、「どう食べてきたのか」「これからどう食べるのか」も予測しているようだ。
食をとおして社会をみる。
(たぶん、この本を読むのはだいぶ先になりそうだけど、いつか読んでみたい)
(ちなみに、タイトルの元となった小説「飛ぶ教室」も大好きだ)


プラムヴィレッジで体験したシンプルな生活は、こうした加速する世界への抵抗でもあるように思う。
”よりよい生活”を求めているうちに、作り上げられた生活様式から、じきに逃れられなくなる。
Slow Down. Resist! というのはある友人のことば。
ティク・ナット・ハン氏は、彼のサンガ(修行のコミュニティ)をレジスタンスと言っていた。